離婚案件の解決事例のご紹介です。
目次
【依頼内容】
依頼者のXさんは、夫Yが子を残したまま家出をしていまい、一方的に離婚を求められました。
Xさんは、当事者同士での話し合いは難しいと考えました。
Xさんとしては、①離婚はやむを得ないが、②法律上認められる範囲で財産分与と養育費の獲得を第一にしつつ、③なるべく早期の解決をご希望されていました。
【経過と結果】
3月:相手方との交渉
弁護士が夫Yと面談して、夫Yの考えをヒアリングしました。
夫Yも早期の解決を希望している節があったため、婚姻費用は離婚が成立するときまで支払う必要があること、離婚に際して一般的に決定すべき事項、もし話し合いがまとまらなかったときの流れなどを説明し、早期解決への理解を得られるよう努めました。
そのうえで、早期解決に必要なものとして、Xさんの満足する金銭面の条件(①相当額の財産分与、②相当額の養育費、③Xさんが就職できるまでの間の扶養料)を提示し、夫Yから同意を得ることに成功しました。
4月:離婚協議書作成
合意した内容で離婚協議書を作成し、夫Yから、実際に支払いが開始されました。
5月:公正証書作成
養育費未払いに備えて、公正証書を作成しました。
【コメント】
夫Yを説得し、法律上相当額の財産分与・十分な養育費に加えて扶養料を獲得しつつ、早期の解決を実現することができ、Xさんにもご満足頂くことができました。